社会福祉士合格体験記

板村 憲作さん(いたむら法律事務所・弁護士)

平成24年度入学・平成25年度卒業
第26回社会福祉士国家試験 合格
 

1.なぜ、社会福祉士を取得しようと考えたのですか?

社会福祉士を取得しようと思ったのは、まず、成年後見事件が増えたことです。また、介護や福祉に関する相談も多くなり、本人やその家族が高齢であったり障がいを抱えておられたりするケースも増えました。

そこで、社会福祉の知識を踏まえたうえで、法律的な問題の解決方法を見つけるためにも、福祉の勉強をしようと思いました。

ところが、独学では難しいと感じました。社会福祉を体系的に学びたかったこととモチベーション維持のため、社会福祉士の国家試験を受け、資格取得を目指すのが一番だと思いました。

それでいろいろ受験資格や学校を調べた結果、「地元にYICがあるじゃないか!」と(笑)
 

2.本校で学んでみての感想をお聞かせください。

月2本×16ヶ月のレポート提出も相当きつかったですが、いちばん大変だったのは実習でした。合計で23日間(1日8時間)ほど実習先に行く必要があったのですが、仕事がら連続で通うのは無理です。

そこで、先生に週1回の実習でもOKな受入先を探してもらい、岩国市の養護老人ホームと山口市の特別養護老人ホームで実習しました。
実習が始まる前は「養護」と「特養」の違いすら分かっていなかったので、本当によい経験だったと思います。百聞は一見にしかず、です。

ちなみに、社会福祉士の実習先としては、高齢者・障がい者の施設、児童養護施設、社会福祉協議会、福祉事務所などがあり、ある程度希望は通るようでした。
  

3.試験勉強の方法や、試験当日のエピソードを聞かせてください。

最後のスクーリング(2年次8月)のときに、学校で販売していた『過去問』と、『社会福祉士国試ナビ』(中央法規出版)を購入し、試験勉強を始めました。また、書店で『福祉六法』と『らくらく暗記マスター』を買いました。

勉強時間が少ない(深夜と休日)ため、『過去問』に絞って内容を「理解」するよう努めました。

また、10月にYICで模試があったので、受験しました。模試は、本番前にいろいろ体験できる貴重な機会ですので、結果は気にせず受けた方がよいです。その時の経験として学べたことは、
正答を2個選ぶ問題(※社会福祉士国家試験は択一式が基本ですが、全体の1割程度、複数解答問題があります)を1か所見逃したので、当日は最初に問題を全て見て2個問題をチェックする。
問題を解く時間について、自分なりの目安を知る。
模試当日の朝はパンを食べた結果、空腹で集中力が落ちたので、試験当日は米食にする(笑)
といったことでしょうか。

模試の後、年末にかけて、模試の復習と過去問を2年分解きました。

1月には、YICの受験対策の勉強会で「権利擁護と成年後見制度」に関する講義をしました。私も受験生なので直前期に他人に講義している余裕はなかったのですが(笑)、自分の勉強にもなると思って引き受けました。

その後、前々日まで頑張って過去問を解き続けましたが、結局平成23~25年分を2周したところで時間切れとなりました。(ちなみに、目標は3周でした)。

その他、『社会福祉のあゆみ』(有斐閣アルマ)を通読したり、車で移動する時間の有効活用として、伊藤利洋さんの『社会福祉士国家試験受験対策直前セミナーDVD』を購入し、移動中、音声だけを何度も繰り返し聴いたりしました。テキストで『国試ナビ』を使っている人は、特に理解しやすいと思います。
 
模試の反省を活かし、試験当日の朝食はご飯をしっかり食べました(笑)

試験開始後は、2答問題を先にチェックし、時間配分の目安を付けてから解き始めました。ひとまず「2答ミス」「時間切れ」「マークミス」という自分的3大ミスはせずに済みました。

3月14日の夕方にWebで自分の受験番号を確認しました。お世話になった方々に合格を報告できて、ホッとしたのを覚えています。
 

4.社会福祉士の資格取得後はどうなりましたか?

私の仕事は、クライエントが抱えた問題を法的に解決することですが、「共感」を大切にするようになったと思います。バイステックの7原則などは、大いに役にたっています。この原則は、社会福祉士や弁護士の仕事だけでなく、相談業務全般に活かせると思っています。

また、成年後見は、財産管理と身上監護がその業務ですが、介護保険や障害福祉サービスなど、社会福祉の基礎的な知識を習得することができたので、プランが立てやすくなりました。目に見える形で変わったわけではありませんが、日々の仕事の中でスキルや知識が活きているのだと思っています。

あと、社会福祉士会に入会し、福祉関係者とのネットワークがさらに広がりました。福祉業界の人たちにも、「福祉に熱心な弁護士」と捉えていただいたようで…(笑)
 

5.最後にメッセージを…

今年の正月、天皇陛下が「東日本大震災から三度目の冬が巡ってきましたが、国民皆が苦しい人々の荷を少しでも分かち持つ気持ちを失わず…」とおっしゃったのが、とても印象に残っています。この「荷を分かち持つ」ことこそがソーシャルワークだと、ピンときました。

人の人生を、丸抱えすることはできないと思います。しかし、いろんな人と荷を分かち持って、目的地に行くことはできると思います。この「いろんな人」というのは、私のような弁護士であったり、福祉に携わる専門職の人だったり…。

長い2年間でしたが(笑)、この経験で得た知識やスキル、ネットワークを大切にして、クライエントの「荷」を、目的地まで運んでいけたらと思います。
 
 
 
 
確認事項(※部分)
 ※1 障害の表記・・・障がい と 障害 の2種類ありますが、意図的に使い分けていますか?
 
 ※2 周回と周・・・使い分けているのなら、どのような違いでもって区別していますか?単純に2回とか3回といった回での表記でも可ですか?
  
 ※3 いろんな・・・話し言葉での表現ですがこれで可ですか?書き言葉であればいろいろな、とか様々な、の方が適しているとも思いますが…。
 
 ※4 目的地に行く・・・意味はある程度わかるのですが、言葉が少し足りないかな、と感じます。誰の目的地なのか?支援者と一緒に目的地に行くのか?等、もう少し具体的な説明があると理解しやすいでしょう。
 
 
その他、添削部分は赤字にしてわかるようにしたつもりです。
 
板村さんの意図的な表現なので、変更してほしくないということであれば、その旨を
お知らせ下さい。ただ、もしかしたら、パンフレットの校正の際に、他の方からも手が
加わるかもしれません。



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